2016/08/16
2016/08/25
2016/08/29
振り出しに戻る?

どうもローレンツ力(ボイスコイルモーター)は弱い気がする。
そもそも透磁率激悪の空気を通している時点でダメな気が(^^;
でも最初に実験したソレノイド風ボイスコイルはそれ以降の
より結構強力だった。(コイルの差かも知れないが)
鉄心から漏えいした磁束とコイルによるローレンツ力という
見方は間違いなのかもしれない。(ヨーク関係なかったし)
なのでこの方面で実験してみることに...

 
Shade3Dでのデザイン。

 
部品
コイルは片側だけでΦ0.2mmのホルマル線が終わってしまったので
もう片方はΦ0.32mmになってしまった。実験にはいいか(^^;
プランジャーは横山テクノというところで製作。

 
組み上げたもの。
磁石のずれ止めリングはゆるゆる(;_;)

 
吸引力の測定
実際は釣り上げる。

 
測定結果(Φ0.2mmホルマル線),抵抗値28Ω,()内は計算値
ACアダプター 電圧 電流 電力 吸引力(最大) 吸引力/電流 吸引力/電力
3.3V 3.4V (121mA) (411mW) 30gf (248) (73)
6V 5.7V (204mA) (1.16W) 40gf (196) (34)
12V 11.8V (421mA) (4.97W) 70gf (166) (14)

 
測定結果(Φ0.32mmホルマル線),抵抗値5.4Ω,()内は計算値
ACアダプター 電圧 電流 電力 反発力(最大) 反発力/電流 反発力/電力
3.3V 3.2V (592mA) (1.9W) 55gf (93) (29)
6V 5.4V (1A) (5.4W) 110gf (110) (20)
12V   (2.22A) (26.6W)      

 
吸引力(反発力)/電流はコイルの大きさ、太さ、巻き数が変わらなければ
同じになりそうなはずなのだが違いが大きい。
確かに吸引力(反発力)の計測の誤差は大きいが。
(その後、電流も測ってみたが少し抵抗値が増えていた(温度上昇による?))
吸引力(反発力)/電力は効率を意味していて
電圧が上がると効率が下がっている。
3.3VではΦ0.2mmはΦ0.32mmより効率が高いものの
12Vでは下回ってしまう。
電力消費が多いと高温になってしまうので限度がある。
強い電磁石を作るには低電圧、大電流にした方が良さそうだ。

 
2016/8/25
さらに磁石(432mT, 3.64kgf)を2個にしてみた。
(Φ0.32mmホルマル線)
そうすると反発力も倍ぐらいに上がった。
まだ飽和してなかったのかな?
ACアダプター 反発力(最大)
3.3V 130gf
6V 200gf

 
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